プログラマにとって必要なこととは

コンピューターのプログラムと聞いても、あまり自分とは関係ないと思われるかもしれません。しかし、現代社会において、コンピューターは生活から切り離せないものとなっています。

例えば、携帯電話やテレビ、家電製品も全てプログラミングされたシステムやソフトウェアで動いています。
電車や車、飛行機にも高度なプログラムが利用されていますし、公共機関の交通システムなどを動かしているのもプログラミングされたシステムです。病院で使われる精密医療機器などにも使われていますし、最新の宇宙開発にも関わっています。今や、世界を動かしていると言っても過言ではありません。

そのような複雑なシステムを開発するには、飛びぬけた才能が必要だと思われがちですが、多くのプログラマに求められているものは違います。
まず、当然必要となるのはプログラムに関する知識です。
プログラム言語はかなり複雑で、覚えるのに時間がかかります。さらに、プログラムの設計方法やコンピューターやネットワークの知識も必要です。
しかし、それらは真面目に努力を続ければ覚えられるものです。

また、出来上がったプログラムがちゃんと作動するかどうか確認するのもプログラマの仕事です。少しでもミスがあれば、システムは動きません。不具合があれば原因を追究し、何度でもプログラムを組みなおさなくてはいけません。
そのような苦労があるからこそ、自分が作ったシステムやソフトウェアが社会で役立っていると実感できる仕事でもあります。このことから、才能よりも努力と根気がある人材が求められていると言えます。